あらすじ

※生死・焼死・窒息の描写あり。 山火事から逃げ込んだ地下避難壕で出入り口が崩落。酸素は減り続け、CO₂吸着装置は限界。元消防士のリーダーは、外火の侵入を止めるため「前室を“窒息状態”にする」作戦を提案する——その燃料として「人」を使えと。合理の顔をした狂気が、恐怖と同意の間(はざま)で拍手されるまでを、記録係の高校生が見届ける。 主要登場人物: ・朝比奈 玲(あさひな れい)…高2。避難名簿の記録係に任命され、目撃者になる語り手。 ・吉住 剛(よしずみ つよし)…元消防士。実務能力と口調の強さでリーダーに。合理を盾に踏み越える。 ・沼田 沙希…看護師。倫理の最後尾を守ろうとするが、数の圧に揺れる。 ・奥田 修…機械工。CO₂吸着筒の修理を試みる理性派。 ・篠原 千紗/未紗…双子の中学生。群衆の気配に敏感に反応し、拡声器のように雰囲気を増幅。 ・大迫 源蔵…73歳。最初の“志願者”。 ・砂原 祐真…大学の防災工学科生。計算で反論するが、やがて“投票”に飲まれる。 舞台・ルール: ・避難壕は本室(50名)と前室(エアロック)。本室にCO₂吸着装置(古いソーダライム缶)あり。換気口は外火で閉塞。 ・外は山火事進行中、地表温度上昇。前室の酸素濃度を下げて“燃えない帯”を作れば、扉の隙間からの延焼・バックドラフトを抑制できると吉住は主張。 ・時間ごとに酸素とCO₂が悪化。睡魔、頭痛、判断力低下の描写が進む。

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小説を読もう2025/11/11
  • 現在の作品燃える避難所