あらすじ
「火山があるのですか!」
鉱物しか心が動かない為に、婚約を一方的に破棄された男爵令嬢ゲルタは、新しい出会いに胸を高鳴らせていた。
お相手は舞踏会の片隅で出会った、辺境伯令息のクラウス。
彼の治める領には、黒い火山が聳え立っているのだという。
「うちに嫁いでくれたら火山見放題だが……。どうだ?」
「是非、結婚しましょう!」
こうして始まった『火山つき婚』。
火山灰がもたらす災害、火山湖の異変、火山を包む毒ガス。そして――廃坑に眠るドラゴンの卵。
研究と情熱で領地を救うゲルタと、彼女に惹かれていくクラウスの想いが交錯していく。
鉱物を愛し、火山を愛し、そして初めて“人”を愛することを知る才女の、
情熱と再生のファンタジーロマンス。