あらすじ
「祈りでは風は止まらないわ。読むの」
王宮で“異端”と呼ばれた気象士令嬢セリーナ・ヴァレンティは、
天候を予測する技術を嘲られ、王太子ライオネルから婚約破棄を言い渡される。
だが追放先の辺境で、彼女の予報はすべて的中。
農民を救い、嵐を読み、やがて戦場で窮地に立つ王太子軍をも救うことに——。
信じられなかった者と、読み続けた者。
風はどちらの背を押すのか。
嵐の夜に再会した二人が、同じ空を見上げて誓う。
「風は、信じる者の背を押すだけ」
婚約破棄→追放→才能開花→ざまぁ→溺愛。
科学と信仰が交錯する、異世界恋愛×職能令嬢の物語。