あらすじ

「幸せになって」 淡く微笑む貴方は、私に背を向けて去って行く。泣いて縋ることをしなかった私は、強かったのか、弱かったのか。 貴方は知らなかったんでしょう。自分の言葉がまるで鎖のように、私を縛り付けることになるなんて。 それとも知っていたの? だとしたら、なんて残酷な人だろうか。 ――夢を見た。 目を覚ます。夢は思い出せない。私はいつも通り仕事に向かう。新規顧客は、カリスマ美容師と謳われる人だった。既視感を覚え戸惑う私に、彼は人が悪そうに笑う。 「思い出したら、教えてあげます」 夢の香りが強まる程、苦しみは増していく。愛さなければ良かったのに、と声が聞こえる。 それでも“椿”は、“彼”を望む。 まるで、よくできた呪いだ。 ◆Twitterのお題アンケで決まった『それは鎖のように』を基に作成。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2016/03/05
  • 現在の作品貴方は自分の言葉が鎖になるなんて知らなかったんでしょう?