あらすじ
フローラリスの世界では、アストラルフラワー――十五歳で開花する魔法の贈り物――を受け取れるのは女の子だけ。
それは彼女たちをフローラル・ガーディアンへと変身させ、王国の均衡を守るために戦う戦士として選ばれた証。
……それが、ずっと信じられてきた真実だった。
僕が“開花”するまでは。
誰も見たことのない花。
クリスタルの花。
禁じられた花。
その瞬間から、僕は“異常”になった。
存在してはならない間違い。
利用しようとする者もいれば、消そうとする者もいる。
そしてその混乱のなか、かつて世界の花々を枯らした“闇”が、再び姿を現しつつある。
僕はただの魔法的事故なのか?
それとも――花の世界の、最後の希望なのか?