あらすじ
これは、ふたりの女の子のお話。
「えっと……伊田さん?」
――あの日、ケガがきっかけで出会って、私たちの物語は始まった。
「ここ……少しだけ、座ってもいい?」
――放課後の誰もいない教室。
隅っこでこそこそ覗く私と、静かに絵を描く彼女。
「だめだよ。今は、松坂のそばにいてあげなきゃ。……だって、今が一番つらいでしょ?」
――突然全部を失った子の隣に、優しい彼女は迷わず立った。
「ずっと一緒にはいられないかもしれないけど……歩ける限り、そばにいさせてほしい」
――幼馴染と笑ってる彼女を見つめながら、こっそり願った恋心。
「これから何回でも言うよ。伊田が聞きたいなら、ぜんぶ言う。
だって……この気持ちで、胸がいっぱいなんだもん」
――前は自信がなかった私が、勇気を出して伝えたほんとの気持ち。
「世界が認めてくれないなら、神さまの前で誓えばいいよ。
ねえ、ふたりだけの“永遠”を信じていいよね?」
――雪の夜。ドレス姿の彼女に抱きしめられて、帰る場所を見つけた。
――これは、すれ違って、傷ついて、でもちゃんと“好き”を選んだ、
ふたりの少女のラブストーリー。