あらすじ

「地上」を捨てた人類は``スカイシェル``という名の浮遊都市で暮らしていた。 巨大な外殻に囲まれ、そこで吹く風は空っぽで無機質な制御された風。人々も感情や理想を捨て、ただ効率・合理性・正確さだけを求めるようになり、人々の心の奥深くに根付いていくようになった。 主人公ソラは都市の「風制御士」、風を数値化しデータとして記録する技師として働いていた。 ある日、ソラは風の異常波を検出する。原因を突き止める内、外殻のすぐ近くの禁止区域の方から奇妙な風を感じ取る。解析した結果、それは「風の記憶」であることが分かった。過去の「優しさ」や「理想を」語っていた時代の「記憶」である。 「君はまだ本当の風を知らない」、記憶の中の「誰か」からそう語りかけられたソラは声に導かれるまま、過去の記憶を見ていく度その時代の人々の人間らしさに気が付き、ソラの中で何かが変わり始める。 やがてソラは選択を迫られる。 都市のシステムを維持するか、自由の風を手に入れるか。 心の冷たい少女が、少しずつ心の温度を取り戻していく。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/11/10
  • 現在の作品エアリアの風は噓をつかない