あらすじ

週刊誌記者・光羽(みつはね)リリカは、一年前―― 「同級生五人転落死事件」の生存者にして、数々の不審死の中心にいる少女・霜月希未を取材した。 「だってみんな勝手に死んだんだもの」 年齢不相応の微笑と、罪悪の一かけらも感じさせない言葉。 その日を境に、リリカは「お姉ちゃんといっしょ」と囁く悪夢に苛まれ続ける。 眠れない記者。 理由を知らないまま支え続ける同僚・こし。 気にかけて休暇を勧める上司。 友人たちとの温かな時間と、美味しい旅の記憶。 それでもテレビ越しに映る希未の笑顔ひとつで、張りかけた日常は簡単に軋む。 やがて、リリカの代わりに取材を申し出たのは、 屈託なく笑い、人を信じるこしだった。 「毎日でもお話していいよ、こしさん」 ガラス越しに囁く希未。 その言葉は、取材許可ではなく、“招待状”だったのかもしれない。 知らず知らずのうちに、距離を詰めていくこし。 一年前から希未を見守り続ける刑事・宮本もまた、自分の正しさを信じたまま、少女の物語の内側へと取り込まれていく。 リリカの悪夢は、ただのトラウマなのか。 それとも、希未という少女が世界と心を侵していく“兆し”なのか。 微笑むだけで人を惹きつけ、言葉ひとつで倫理を溶かしていく「魅了の少女」と、 彼女に触れてしまった大人たちの行き先を描く、静かに侵食するサイコホラー。 ※毎週月曜夜9時更新予定

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小説を読もう2025/11/10
  • 現在の作品『おねえちゃんといっしょ──魅了の少女・霜月希未』