あらすじ
高校二年の春。浅倉北斗《あさくらほくと》は同じクラスの天城莉子《あまぎりこ》に恋をしていた。
ボブが似合って、笑うと頬に小さなえくぼができる最強にかわいい女の子。
本来なら誰よりもモテていておかしくない。
けれど天城莉子はなぜかモテていなかった。
理由は単純。
彼女の親友が学校中の注目を集める二人のマドンナだったからだ。莉子はいつもそのマドンナたちの隣で静かに笑っていて、光の陰に隠れてしまっている。
北斗はそんな現状を少し悔しく思いながらも心の奥で喜んでいた。
「こんなチャンスを逃すわけにはいかない――」
これは、"臆病な男子"と"隠れているシンデレラ"の不器用でまぶしい恋物語。