あらすじ
体に生まれつき、不吉とされる『呪いの紋章』を持つ少年がいた。
村では忌み子として蔑まれ、全ての不運をそのせいにされてきた。そしてある日、彼はついに村を追放され、魔物が住まうという危険な森へ、たった一人で捨てられてしまう。
寒さと飢え、そして孤独。死を目前にした絶望の淵で、少年は心の底から願った。
――誰にも邪魔されない、自分だけの安全な場所が欲しい、と。
その魂の叫びが引き金となり、彼は自分だけの世界を創り出すスキル【亜空間創造】に目覚める。
亜空間は、彼のイメージ通りに世界を創れる絶対安全の聖域。時間は停止し、食料は腐らず、危険が迫れば一瞬で避難できる。
しかし、便利なことばかりではない。中で創造したものは、外の世界に持ち出せばたちまち消えてしまう。生きるためには、現実世界で食料や素材を集めなくてはならない。
少年は決意する。もう、自分を拒絶した世界に媚びる必要はない。この力を『究極の拠点』として、自由なサバイバル生活を始めよう、と。
これは、全てを失った少年が、自分だけの世界を手に入れ、やがてその存在が世界中の注目を集めていく物語。