あらすじ
魔術師ルイエには夢がある。
みんなに愛される服屋さんになることだ。
けれど、幼少期から死者の死装束を仕立てて生きてきたルイエは、街のみんなに死神かのごとく怖れられていた。
おまけに、効率よくお金を稼ぐために受けた魔術師クラス認定試験で、『終焉の魔女』だとか不本意な二つ名を与えられる始末。
そうした過去と肩書きのせいで、舞い込む依頼はいつも死装束の仕立てばかり。
「ど、どうにかして、みんなの誤解を解かないと……!」
愛され服屋を目指して立ち上がろうとしたそのとき、来店を告げる鐘が鳴った。
それは、森に住む少女を助ける依頼で――
――これは、ルイエが死装束を仕立てていく中で、生と死の意味を問う物語。