あらすじ
あらすじ:
カフェ巡りが趣味のOL・小春(こはる)は、路地裏でひっそりと営業する「喫茶室シュガー」を見つける。そこは、マスターの蓮(れん)が季節のフルーツを使った自家製シロップで、特別なドリンクを提供する隠れ家カフェだった。無愛想だが、仕事には真摯な蓮と、天真爛漫で少しおっちょこちょいな小春は、カフェのカウンター越しに言葉を交わすうちに、互いに惹かれあっていく。
しかし、蓮には、店を継ぐことを望まない理由があった。そして小春にも、誰にも言えない夢を諦めた過去がある。互いの秘密を知るにつれ、二人はすれ違いを繰り返すが、蓮が作る甘くてほろ苦いシロップのように、二人の想いはゆっくりと時間をかけて熟していく。
やがて、喫茶室に店じまいの危機が訪れる。はたして二人は、互いの心を「シロップ漬け」にするように、過去の苦い記憶を乗り越え、未来への一歩を踏み出せるのか。甘く、そしてちょっぴり切ない、カフェを舞台にした大人の恋愛小説。