あらすじ
ある日、主人公は親友から「ちょっと来てほしい」という短いメッセージを受け取る。
不審に思いながらも親友の家を訪ねると、玄関の鍵は開いていた。
しかし、部屋の中には誰もいない。
呼びかけても返事はなく、携帯に連絡しても応答はない。
ただ机の上に、一冊のノートが置かれていた――
表紙には「夢日記」と書かれていた。
その日から、主人公の周囲で奇妙な現象が起こり始める。
夜ごとに聞こえる猫の声、夢の中に現れる廃墟の教室、そして「書いた覚えのない文字」。
親友の失踪と、この夢日記にはどんな関係があるのか?
ページをめくるたびに、現実と夢の境界が曖昧になっていく。
やがて主人公は、自分もまた“誰かの夢日記”の中で生きているのではないかと疑い始める。
そして、気づけば本屋の片隅に立っていた。
手に取ったのは、青い表紙のノート。
タイトルはこう記されていた。
――「親友を探す夢日記」
インクが滲む音とともに、遠くで猫の声が響く。
「次は、君の番だよ。」