あらすじ

大陸最強のS級パーティーが、禁断の島「ヘイズガルド」で全滅した。 最後に遺された映像にあったのは、英雄たちが、己が最強のスキルで、仲間を惨殺していく地獄の光景だった。 島を覆う謎の現象“錆”は、触れた者の才能(スキル)を“複製”し、本人そっくりの“贋作”へと変貌させる。 ――強ければ強いほど、より最悪の敵になる。 この絶望的な状況で、第二次調査隊として島に送り込まれたのは、俺たちのような“出来損ない”の集まりだった。 才能に欠陥を抱えた者。戦闘経験のない子供。死刑を待つだけの囚人。 俺たちは、英雄たちが遺した謎を解き明かすための、使い捨ての駒だ。 俺のスキルは【修復】。壊れたモノを、元に戻すだけの地味な力。 だから、俺は誰よりも慎重に、誰よりも注意深く、この地獄を“観測”する。 そして、気づいてしまった。 この島では、才能を持つ者から順番に“錆びて”いく。 最強のスキルは、最悪の絶望を生む“餌”でしかないのだと。 ならば、どうだ。 この何の役にも立たないと蔑まれた俺のスキルだけが、最後まで正気を保ち、この世界の理不尽に中指を立てられる、唯一の切り札じゃないのか? これは、英雄たちが消え去った地獄で、社会のゴミ(おれたち)が、それぞれの“欠陥(武器)”と“知恵”だけを頼りに、世界の残酷な真実を暴き出す物語だ。

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カクヨム
カクヨム2025/10/23
  • 現在の作品S級パーティーが自分自身に殺される島で、俺たち出来損ない”だけの絶望的な調査が始まる