あらすじ
深水 満(ふかみ みちる)は、匂いに敏感で、感情や時間の歪みを「色」の残像として見る能力を持つ高校生。
ある日、満が憧れるデザイナーの間宮悠真が、自身の色と匂いを全て奪われ、意識不明の状態で密室のアトリエで発見される。
現場に残されたのは、満にしか見えない青緑色の時間の軌跡と、印画紙のような薬品の匂いという、異様な手がかり。
満は、その証拠から、この事件が人間の「色(記憶・生命力)」を抜き取る異界の存在(色彩の蒐集者)による仕業だと推理する。
満は自身の特異な感覚と、ファッションセンスによる「色彩の戦略」を武器に、色彩を奪われた町を舞台に、この理不尽な謎を解き明かし、異界の存在に立ち向かう。