あらすじ
大学の写真部で出会った 神原 悠(かんばら ゆう) と 高瀬 朔(たかせ さく)。
人懐っこく笑う悠と、無口で不器用な朔。
性格も価値観も違うはずの二人は、
いつの間にかお互いの欠けた部分を埋め合うようになっていった。
しかし卒業を前に、朔は突然、写真をやめると言い残して姿を消す。
5年後、カメラマンになった悠の前に、朔が現れる。
雨の中、傘も差さずに立っていた朔は言う。
「お前の写真、ずっと見てた」
――友情と呼ぶには近すぎて、恋と呼ぶには遠すぎた。
あの頃の“雨の匂い”が、二人の時間をもう一度引き寄せていく。