あらすじ
新撰組副長 土方歳三。彼に愛され、彼の子を産んだたった一人の女子“君菊”。彼女と土方の切ない切ない恋物語。
「私の事…覚えてる?」
「お前!もしかしておキクか。。」
いつの日かの幼なじみとの再会場所は──京都島原の遊郭だった。
「お前と居ると落ちつく。隊では素の自分なんて見せれやしないからな」
「歳……」
あなたは新撰組の副長。
だけど私はただの舞妓。
私達が…一緒になれないことなんて分かってた。
会う度にあなたに溺れていく私――嗚呼。誰かこの想いを止めることができるならば止めてちょうだい。
「私を……抱いて」
幕末に生きた一人の女性の最期とは?
「全てを失った今
もう…私には生きる意味がない。
死なせて…
死なせてよ!」
初めてだったの
こんな気持ちになって
戻せない時間たちもう遅いから
離さないでいて
もっと突き上げて
混じり合いたい
あなたの鼓動に埋もれ
寂しさも悲しみ忘れさせて
許していく体と体交わる
舌を這わせ
私を呼んで
もっと呼んで
愛は死なないから
愛証/倖田來未