あらすじ
18歳、鹿児島から川崎へ。俺の身体は「大型重機」を整備する油まみれの「部品」やった。独身寮で『洗濯屋ケンちゃん』のガタガタの「記号」に興奮し、「ツバキハウス」の「音」に武装し、パンクな彼女(ユウリ)という「生身の物質」に触れた。
だが、同棲、中絶、そして裏切り。
決定的な「穴」が空いた俺は、すべてを捨てて鹿児島に帰る。高校時代の「清潔」なはずの元カノさえ「拒絶」してしまう、どうしようもない「欠陥品」としての俺。
これは、そんな「穴」を抱えたまま、今度は「マハラジャ」というバブルの「欲望」のシステムに再接続していく、ひとりの男の、「汚染」の記録。そして、結婚と小さな成功へ