あらすじ
一般人を遥かに凌駕した身体能力を秘める戦闘民族フィリース。
彼らはある日、戦と賭博を好む国王の命により奴隷として捕縛され、闘技場で命を懸ける使命を課される事になった。
しかし獰猛な魔物を相手に次々と命を落としていく仲間達を見て、また最年少で会ったリアムが翌日戦いに出なければならない事を知り、生き残った者達は闘技場から脱することを決意する。
だが逃亡の末仲間たちは次々と命を落とし、リアムだけが生き残ってしまう。
自分達の平穏を奪った者達、仲間を殺した闘技場関係者、そして国王。
多くの者へ憎しみを抱きながらも、彼の殺意を押さえ込んだのは別れる直前の母の「幸せになりなさい」という言葉だった。
人を殺め、血で手を汚せば母の最期の望みを叶えることはできない。
しかしこのまま憎悪に苛まれ続けてもきっと幸福は味わえない。
そう考えたリアムは殺さずの誓いを自身に課しながらも憎き相手へ復讐する術を見出し、実行していくのだった。