高校時代、親友・楠木杏奈(くすのきあんな)を奪ったのは「番の呪い」だった。——番以外と交われば、アルファもオメガも死に至る。
オメガの一宮美晴(いちみやみはる)は、時を経て北村薬品に就職し、研修先でアルファの北村啓介と出会う。抑えきれない発情をきっかけに始まった恋は、互いの孤独を溶かし、未来を照らす…はずだった。
だが、杏奈を無理やり番にした江口=尾形重成の魔手が、美晴を誘拐する。発情誘発剤で生命の淵に追い込まれた美晴、暴走する呪い。過去と現在が一点で重なるとき、ふたりは“絆”を呪いから愛へと取り戻せるのか。
願いはただひとつ——「幸せになって」。記憶と香りが導く、運命のラブサスペンス。
Unsplashの
Sincerely Mediaが撮影した写真