あらすじ
とある商家の旦那さん。
本妻のほかにお妾さんを一人囲っている。
本来なら不義密通は重罪で最悪死罪もあり得るのだが、それはあくまで建前、実際は間男代という名の慰謝料を払うことで示談にする場合が多かった。
そして焼きもちを焼くという言葉があるが、なにもこれは女だけに限ったことではなく、男も焼く。
そして逆もまたしかり。焼きもちを焼かない人間というのもこの世には存在する。
旦那さんの本妻もお妾さんも互いにまったく焼きもちを焼かない性分なもんだから、間にいる旦那さんにとってはまさに都合の良い状況。
さて、そんなある日の風の強い晩の事。