あらすじ

神は死んだ。 そう言わざるを得ない。おれは宗教家でも哲学者でもなく、ただのアマチュア作家に過ぎない。だが、そう断言していいだろう。少なくとも、創造主はこの世界にいないのだから。 作家という職業が絶滅危惧種になって久しい。理由は単純だ。もう新しい物語を生み出せなくなったからだ。科学が進歩し、不老不死や異星人との交流が現実のものとなった現代において、もはやそれらは、目新しくも驚きでもないのである。人類が長らく夢見てきた『空想』は、現実の手によってことごとく回収され、創作の種は根こそぎ奪われてしまった。 それどころか、今の世の中は何を書いてもクレームが飛んでくる。 たとえば、異星人を侵略者として描けば「異星文化に対する無理解と偏見だ」とSNSで一斉に叩かれる。最悪の場合、異星人庁(異星人文化交流庁)から直接、警告文が届く。 不老不死を悲劇――愛する人と共に老いて死ねないという使い古された――として描けば「長寿者への差別的偏見だ」と糾弾される。

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小説を読もう2025/10/22
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