あらすじ

迷子の心を連れ去って、 世界のほつれを縫い直して、 残酷で、優しい幻を見せてあげる──。 これは、現実の裏側でひっそり開かれる、 壊れかけた心と失われた声のための、演目たち。 第1幕「ジョニィの部屋」  焼き菓子と紅茶の甘い香り。灰色の瞳は餓えている。 第2幕「角に座す」  演じること。生きること。女が最終幕で魅せるものとは。 第3幕「午前三時の明滅」  月面で開かれるお茶会。揺らめく魂の所在をめぐる、夢とうたかたの対話。 第4幕「Ear」  聞くだけの存在が旅して見た、世界中の嘘と真実。 第5幕「新界魚」  自由の名のもとに変異した鰐が、海の底で出会った、記憶と赦し。 第6幕「Sputnik」  失った“it”を探し続けた孤独な少年の軌道は、静かに宇宙へと離脱していく。 第7幕「Carnival kitchen」  愛と献身の台所は、やがて血と肉の輪舞へ──すべては幸福な食卓のために。 ** ようこそ、幻想の檻へ。 雛鳥たちは羽ばたかない。 そのかわり、サーカスのように喧しく、あなたの中に囁き続ける──。 【短編集。そこはかとなく暗い】

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カクヨム
カクヨム2016/04/08
  • 現在の作品雛鳥たちのサーカス【短編集】