あらすじ
俺は平凡な男子高校生。将来の目標は大好きな爬虫類を愛でつつ、社会の片隅でひっそりと生きること。
――だったのだが、登校中、事故か事件か知らないが、駅のホームに突き落とされてしまう。
そのまま命を落とした俺だったが、気が付いた時には『剣と魔法の世界』に転生していた。
厄介なことに、平民や下級貴族ではなく、大国の第四王子にである。
「いや俺、普通の高校生だし」
王族とか、無理ですわ。なんて考えていたのだが、幸いなことに俺には魔力というものが欠片も無いらしい。
無能の烙印を押された俺はこれ幸いと、幼馴染の半竜人、リオンの家出について行こうとしたのだが……。
「――なぁ、リオン。どうして俺は、【フレイムカノン《上級炎魔法》】なんてものが撃てるんだろうな」
「……?
あなたなら、そのくらいできて当然です」
***
どうやら俺は、リオンからの『信頼が増す』ごとに魔力が高まるらしい。
その代わり、リオンに『失望』された瞬間、燃えて灰になっちゃうらしい。
期待に応えて『王様になる』か、あきらめて『燃え尽きちゃう』か。
究極の二者択一が迫ってきたっていうか、正面から殴りかかってきた。