あらすじ
青春、それは痛くて脆い。
あの頃の私たちは、未熟で脆い未完成のままだった。何も知らない白い画用紙のままだった。
何色でも染まれる。私たちは何色にでもなれる。そう期待で胸がいっぱいだった。
あの頃の私を思い出すとむず痒い。痛くて、恥じらいを知らない。前にしか道が見えていなくて、もがき苦しみ何を言われても立ち上がり、ひたすら走ることしかしていなかった。
まだ恋を知らなかった。
恋をして、両思いになる確率が100%にはならないとは知っている。初めて好きになった人は自分ではない人を好きだなんて珍しくない。私が初めて好きになった人は、男の人を好きになる人でした。