あらすじ

千年前──世界アルディアには、五つの王国が存在した。
炎・水・雷・風・闇。
それぞれの国は「五煌剣(ごこうけん)」と呼ばれる神々の剣を継承し、
その力の均衡によって世界は保たれていた。

だが、突如として現れた“闇の深淵”がすべてを狂わせた。
五王は互いに争い、世界は炎と絶望に呑まれ、
人も国も、神さえも滅びの中へと沈んだ――。

それから千年。
荒れ果てた大地で、ひとりの少年が目を覚ます。
名を持たず、記憶もなく、手にしているのは赤く輝く結晶の欠片だけ。
その少年――リュウト。

彼の胸には、“第六の煌剣”と呼ばれる未知の力が眠っていた。
それは、五つの力を繋ぐ“鍵”であり、
再び世界を動かす“終焉の種”でもある。

少年の前に現れるのは、かつての【炎の王】ヴァルゼイン。
滅びの罪を背負いながらも、なお“理”を守るために存在する王。
彼は少年に「名」を与え、告げる。

「世界は再び目覚める。
お前こそが、その鍵となる者だ。」

やがて、リュウトは世界の果てを巡る旅へと歩き出す。
蒼き湖の女王セリア、雷を統べる覇王レグナス、
そして風の巫女アリア――それぞれが失われた時の中で、
“滅びの真実”を語りはじめる。

だが、闇の底で蠢くのは、かつて世界を終わらせた王・ノワール。
彼の願いはただひとつ。
「光も闇も、すべて静寂へ還ること」――。

炎が再び燃え、水が流れ、雷が鳴り、風が歌う。
滅びの地で目覚めた少年は、自らの“記憶”を取り戻すために剣を握る。

これは、五つの理が崩れた世界で、
“ひとつの希望”を紡ぐ少年の物語。

五つの光が滅び、ひとつの鍵が甦る。
失われた王たちが再び目覚めるとき、
世界は――真の終焉を迎えるのか、それとも再生するのか。

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アルファポリス
アルファポリス2025/10/21
  • 現在の作品『五煌剣(ごこうけん)〜記憶なき少年と滅びの王たち〜』プロローグ