あらすじ
我ら、狂える怪物——
――溶かし合う運命のその先で。
祭壇の上で婚約者を手に掛けた後、カレンは“異能者”を収容する鋼鉄の監獄〈クロノス〉へと投獄された。
そこで出会ったのは、危険で美しい怪物たち。万物を溶解するエラ、美を収集するヴィーナ、千の姿を持つカミラ。脱獄という危険な同盟を結んだ彼女たちを待ち受けるのは、異能者を抹殺する〈パージャー〉の追跡、そして“回収”を企む謎多き組織〈金宮〉の暗躍。
そして、最大の恐怖はカレン自身にあった。死を予告する悪夢。そして、人を糸操りの人形と見做す恐るべき能力が、彼女の内で目覚めようとしている。
「私の中の“何か”が、目を覚ます――」
腐敗した世界で、狂気を抱きしめ合う。それは、歪んだ愛の形。
怪物同士でしか、分かり合えない真実が、そこにはあった。