あらすじ
日本のとある山間部にあり、海に面した自然豊かな「雪華海街(ゆきかみまち)」には、昔から呪いがあるという「うわさ」が絶えない。だが、誰も「それ」について知らなかった……。
そんな街に一人の少年が引っ越してくる。長髪秀麗な少年は人々に、呪いの秘密と「心の幸」を伝えることになる。
女性と見まごう彼の「運命」とは。
彼がうす黄金の絹のような髪を伸ばす理由は――そしてそれを「切る」意味とは……。
彼の名に託された意味、そして「心の幸」とは何なのか。
この街に住む三人の少年少女達は彼に遭って何を感じ、何を想うのか。
全てを知る時、彼らは少年の身に課された「運命」に苦悩しそして涙するが、それでも己を貫き通す美少年の持つ「視えない強さ」は何を変えるのか。
夜空に舞う花火の音と輝きに重なる思い。その時全てが美しい「命(ハナ)」となる。
すべての始まりとなった出会いは、深い根雪の降る静かな夜に――。
※この小説は、「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。