あらすじ
王宮育ちの王女アリシア。だが彼女は玉座に飾られるよりも、馬に乗り、大地を踏みしめ、風を感じることを選んだ。
──これは、一人の王女による、世界を巡る旅の記録。
荒れ果てた辺境の村、争いに揺れる国境、笑顔の裏に隠された嘆き。旅の中でアリシアが出会ったのは、地図の上では見えない“真実”だった。
そして帰還の時。父王の病と共に揺らぐ王国、迫る政略結婚。だが彼女は立ち上がる――
「王が民に寄り添って、何が悪いのですか?」
旅で得た経験を武器に、新たな政治体制を打ち立て、共に歩む未来を宣言する。そして、かつて旅で出会った帝国皇子から届く、自由意志による“同盟”の申し出。
王女は王となり、なおも旅を続ける。
──玉座にとどまらない、「旅する王女」の諸国漫遊と、その先に選ぶ未来とは。