あらすじ
魔法には特許が存在する――。
創造者が神に祈り、誰に使わせるかを決める世界。
特許者が死ねば、魔法は“無主の理”として誰でも使えるようになる。
王国最大の魔導士ギルド《クリムゾン・サークル》。
団長レイン・アーデンは、あえて特許を行使せず、
「誰でも魔法を使えるように」と沈黙を貫いていた。
しかし、若き魔導士ゼイルが現れ、
レインの創造した魔法群を「発明者不明の無主の理」と詐称する。
彼の嘘を信じた恋人・アイラは離れ、レインは追放された――。
けれど、彼が静かに祈ったその瞬間。
神記の書は真実を刻み、世界は沈黙する。
「……使わせない。裏切った者たちには、一切を。」
封じられた魔法。崩れゆく偽りの栄光。
神記が証明するのは、沈黙の創造者の名――。