あらすじ
──虚空の試練(真理編)
虚空の声に導かれ、健人は“神の創造した世界”の裏側へと沈む。
そこは、光も闇も存在しない――概念の空間。
そこで語られた真実は、彼の価値観を根底から覆すものだった。
神は「光こそ正義、闇は悪」と定義し、
その法則のもとに世界を支配していた。
だが光だけの世界は“動きを失う”。
変化を拒む完璧は、やがて“停止”へと至る。
その矛盾こそが、神が生んだ世界のバグ。
そして《虚空因子》は、そのバグを修正するための“異物”だった。
つまり健人は、
神の意志に背き、世界を“再構築”するために生まれた存在。
虚空の声は問う。
『修正か、再構築か――お前はどちらを選ぶ。』
健人は迷わず答える。
「修正じゃ足りねぇ。
俺がこの腐った世界を、作り直す。」
その瞬間、虚空が震え、世界のコードが光を放つ。
《虚空因子》が安定し、彼の中に“再構築者”としての力が宿る。
虚空の試練、完了。
だがその声は告げる。
『真実はまだ底にある。
闇の果てに、それを見よ。』
健人は、地上ではなく――
さらに深く、闇の底へと歩みを進める。