あらすじ
クラスごと異世界に召喚された高校生、鈴木健人。
与えられたギフトは《虚写》と《虚空因子》──本来、同時に存在しえない二つの力。
異常を恐れた王国は、健人を「欠陥勇者」として処刑。
だがその瞬間、神のバグが発動し、世界の座標が狂う。
健人は死なず、“虚空”と呼ばれる空間へ堕ちた。
目覚めた先は、光すら届かぬダンジョンの最深層。
《虚空因子》が反応し、見えないはずの世界が“形”を持って見え始める。
《虚写》がそれを写し取り、現実として再現する――
二つのギフトが噛み合った瞬間、欠陥勇者は“虚空の勇者”へと変わり始めた。
信じる者はいない。
守るべきものもない。
あるのは、この手に宿る神のバグだけ。
欠陥勇者、虚空より再誕す。
世界を裏切り、己の真実を掴み取るために――。