あらすじ
「バカバカしいわ…!」 泥沼小説の読者だった主人公は、ある日その世界の登場人物――太公レオニスの”後妻”に憑依した。 しかもこの後妻・セレーネは、政治利用で結婚させられ、最終的には捨てられるという“やられ役”。 しかも原作『白き月の誓い』では、太公と元嫁が復縁してハッピーエンドを迎えるという最悪な結末を知っている。 だから私は決めた。 「やってられるか。好きに生きてやる!」 嫌味も陰口も聞き流し、政治もガン無視で、自分の趣味と快楽に生きる日々を始めた――はずだった。 なのに…なぜか最近、夫がやたら優しい。 「俺が欲しいのはお前だ」 「お前を手放さない」 いやいや、あなた、原作で前妻に戻るって知ってるんですけど!! これはもしや、私のせいで物語がバグってない!? 🕊登場人物(原作『白き月の誓い』時点) リディア・フェルン・エルバーン(前妻/主人公) 清らかで儚い“聖女”として描かれる。 しかし実際には脆く、自分を守るために嘘を重ねてしまう。 罪と赦し、愛と依存がテーマ。 レオニス・ヴェル・エルバーン(太公) 誇り高く理性的な男。 リディアへの愛と裏切りの間で揺れる。 “冷たくも愛深い男”として描かれ、女性読者人気の中心。 カイン・ド・レファード(敵対公爵家の長男) リディアの浮気相手。 彼女に甘言を囁くが、結局は利用して捨てる。 原作では「運命の試練」として描かれる。 セレーネ・ローレンス・エルバーン(後妻/悪役) 冷徹で誇り高い侯爵令嬢。 金と権力で太公を繋ぎ止めようとする“悪女”。 最終的に全てを失い、孤独に死ぬ。 (原作読者からは「かわいそうすぎる」と話題に)