あらすじ
全寮制音楽高校を舞台にした学園BL
【攻め】久遠湊人(くおん みなと)×【受け】天河透眞(あまかわ とうま)
全寮制音楽学校で、寄宿舎の監督生をしている一年生の久遠。何事もそつなくこなしていたが、気がつくと心がいつも、忘れられないあの人のピアノの事を思い出している。
もう一度聴きたい。もう二度と会えないのだろうか。
そんなある日、天河《あまかわ》が編入してくる。
あの人だ、あの人のピアノだ。また会えた。
天河の周りは花が咲いたように明るくなり、自然に人が集まった。
けれど久遠は、彼の明るさの中にある一片の翳りに気が付いた。それは彼のピアノと同じで、明るく清らかな音色に思える演奏の中に、彼が巧みに隠した孤独な影を思わせた。
一方で天河は、クラスメイト達や同室の松岡と交流し、なんとか学園生活に慣れようと明るく過ごす。しかし、単なる友情と思われたそれらは、天河への好奇心から次第に歪んだ欲や支配的意図へと変貌する。
疲弊する天河は、そんな中、久遠の寄り添うような静かなに触れて戸惑う。裏のないその優しさは、自分なんかが受け取っていいものなのか分からなかった。
しかしその暖かさは、天河の迷いを吹き飛ばし、作曲という創作のエネルギーへと昇華されていくのだった。
登場人物
《一年生》
◾️101号室
久遠…ピアノ科、一年宿舎の監督生【攻め】
高瀬…ピアノ科、一年宿舎の副監督生
◾️310号室
天河…作曲科、編入生【受け】
松岡…ヴァイオリン科
◾️その他
・桐島哲也(きりしま てつや)
声楽科、三年桐島聖也の弟
《三年生》
岩城…寮長。1〜3年全ての寮の責任者
※注意※セルフレイティングで「性描写あり」としましたが、行為やシーンは書いていません。そうだと分かるように仄めかす程度です。※