あらすじ

ある夜、街角のコンビニに並んでいたのは、半額シールを貼られた“宇宙”だった。 銀河の一番星でさえ、値下がりに沈むように濁った光を放っている。 客はそれを手に取り、レジへと向かう。 店員は何事もないように「ポイントはお使いになりますか?」と微笑む。 客は月のかけらを差し出し、次の新月の日に“とっておきの品”を持ってくると約束して店を後にした。 夜の交差点で、袋の口から星屑がひとつこぼれ落ちる。 それはアスファルトの上で瞬き、信号機の赤をやさしく染めた。 まるでこの世界がほんの少しだけ、夢の温度に近づいたように——。

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小説を読もう2025/10/20
  • 現在の作品コンビニで宇宙を買う日