あらすじ
赤子の頃に奴隷として売られ、言葉を奪われた少女。
目覚めたときには、感情も声も失っていた。
日々の訓練と暴力の中で、生きることだけが義務となった少女は、ある夜、ひとりの貴族に引き取られる。
だが、その男の正体は――人に紛れて生きる“悪魔”だった。
無感情に従う少女を、悪魔は「飼う」と言いながらも決して傷つけない。
彼の目に映るのは、かつて命を賭して愛した“想い人”の面影。
魂に刻まれた魔力が、二人の運命を再び結びつけていく。
奴隷として生きることしか知らなかった少女が、
悪魔に飼われ、守られ、やがて“人”として心を取り戻していく――。
これは、絶望の底から救われていく少女と、失われた恋を追い続ける悪魔の物語。