あらすじ

かつて、俺はS級パーティー「神々の黄昏」のリーダーだった。 魔神を討伐し、王国を救い、英雄と呼ばれた。 だが、そんなものは過去の話だ。 今のダンジョン探索は、ただの“見世物(ショー)”。 配信映えする派手なスキル、ギルドの政治、くだらない足の引っ張り合い。 「――こんなものは、俺が命を懸けた“冒険”じゃない」 俺は全てに嫌気が差し、仲間たちに全てを譲って、円満にパーティーを抜けた。 もう都会はうんざりだ。俺は、誰にも知られていない辺境の村で、静かに余生を過ごすことに決めた。 ――はずだった。 俺の元に、なぜか次々と才能に恵まれない“落ちこぼれ”の子供たちが集まってくる。 「石を投げることしかできない…」 「草を育てるだけのスキルです…」 仕方なく、俺は趣味の延長で、彼らに“本物”の戦い方を教え始めた。 石を投げるだけの少年には、物理法則の限界まで突き詰めた「投擲術」を。 草を育てるだけの少女には、戦場そのものを変える「戦術的園芸」を。 俺はただ、生き抜く術を教えただけだ。 それなのに―― 『速報!謎の新人パーティー、S級ダンジョンを史上最速で踏破!』 『“投石の英雄”“戦場の創造神”…彼らを育てたのは、一体何者なんだ!?』 俺が育てた弟子たちが、いつの間にか世界を震撼させる英雄になっていた。 …頼むから、俺の静かなスローライフを邪魔しないでくれ。

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カクヨム
カクヨム2025/10/20
  • 現在の作品「こんな茶番はもう辞めだ」とS級パーティーを円満脱退したおっさん、辺境の村で私塾を開いたら、落ちこぼれの弟子たちが世界最強の英雄になっていた件~俺はただ、静かに暮らしたいだけなんだが~