あらすじ
──時は延喜十年(九一〇)。平安中期、醍醐帝の御世。
和泉信太の森を散歩していた白狐の葛葉は、狩人が仕掛けた罠に掛かってしまう。
そんな葛葉の前に現れた男。罠に掛かって怪我をした葛葉を手厚く介抱してくれた。
葛葉は助けてくれた彼に惹かれ、人間に姿を変えて彼に逢うために信太の森を出て京へ向かい──!?
平安を舞台にした妖狐と京人(みやこびと)の物語り。
この話しは、かの大陰陽師、安倍晴明の母親、信太の葛の葉姫の儚く愛に満ちた物語りです。
──嗚呼。
愛しき背の君。
愛しき我が子。
どうか……
お願い……私はここにいる。だから……私に逢いに来て──
◆ ◆ ◆
これは短編です。
2011年12月20日執筆開始。
じれっ隊が贈る歴史(内容的にファンタジー)伝説──始まります。