あらすじ

S級パーティー「紅蓮の剣」の末席。 俺、水沢 徹(みずさわ とおる)の役職は、ただの“測量士”だった。 授かったF級スキル【測量】は、見たままの地形を地図に描くだけ。戦闘能力はゼロ。 「お前ののろまな地図作りは、俺たちのスピードについてこれない。足手まといなんだよ」 リーダーである勇者からそう言い渡され、俺は未踏破ダンジョンの中層で置き去りにされた。 絶望的な状況の中、俺は生き延びるために、自棄になってスキルを酷使する。 「せめて、自分の墓場の地図くらい、完璧に描いてやる…」 そして、俺は気づいた。俺のスキルが、ただの【測量】ではないことに。 集中力を極限まで高めた時、俺の描く地図には、ただの地形だけではない、ありえない“情報”が浮かび上がってきたのだ。 《壁の向こうに、隠し部屋。内部に“賢者の石”の鉱脈あり》 《この宝箱には“擬態型(ミミック)”の罠。開けると99%即死》 《スライムの死骸:ドロップアイテム“賢者の石の核(確率0.001%)”を内包》 ――俺のスキルは、この世界のあらゆる“隠された真実”を描き出す、唯一無二の神の眼だった。 これは、無能と蔑まれた地図職人が、誰にも見えない「情報」を独占し、富を、名声を、そして世界そのものを支配していく物語。

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カクヨム
カクヨム2025/10/19
  • 現在の作品「地図が描けるだけのF級スキルは不要だ」とS級パーティーを追放された俺、その力で“ダンジョンの隠し財産”を丸裸にし、世界唯一の情報ギルドを創設する