あらすじ
蒼い月の夜――荊棘の館の主が語るのは
かつて滅びた星落の都《セレストリア》にまつわる“記憶”の物語。
世界を終わらせると伝えられた禁書《零の書》。
その封印が、悠久の書架都市アルカーニアでふたたび軋み始めた。
解けた“記憶の霧”は言葉の秩序を崩し
忘却が広がるたび、世界そのものが静かに消えていく。
古代遺物調査師団、記憶術理学府の青年、妖召喚術師の情報屋
そして黒影の隠都ノワルディアで暗躍する黒猫たち《Noir Nola》
彼らはそれぞれの記憶を抱え、ひとつの運命へと収束していく――
忘却は終焉か、それとも救済か。
世界の語りが途切れる時。
彼らは“少女の封じた記憶”と“滅びた街の真実”を探し始める――