あらすじ
【 不定期更新 (時間不定期) 】
家政婦紹介会社で働く 沢村ありさ は、社内でも「絶対に派遣NG」とされる "問題客" のもとに、派遣されることになる。
その相手は、関東でも名を馳せる暴力団――
「辰巳組」若頭・一ノ瀬薫 (いちのせ・かおる) 。
血の気が多く女癖も悪いと噂される薫。
震える手でインターホンを押したありさを出迎えたのは、
意外にも――腕に刺青を覗かせながら、スーパーの袋いっぱいのプリンを抱える、どこか抜けた男だった。
散らかった部屋を片づけ、温かい味噌汁を作るありさに、
薫は次第に "人のぬくもり" を思い出していく。
だが、薫の過去に絡む抗争の火種が再び動き出す。
ありさもまた、かつて家族を極道に奪われた過去を抱えていた。
――「お前の掃除した部屋は、俺がドン底で這いずり回った人生で、初めての居場所だ」
ふたりの "居場所" を賭けた再生の物語が、静かに始まる。