あらすじ

高校二年生の樋野天音は、家族の軋轢と孤独を抱え、全てに苛立ちを覚えていた。 「私なんか、いない方がいい」 修学旅行の最中、皆既日食の光に包まれた天音は、祖父から渡された古びた鏡(オーパーツ)の力で時空を超越してしまう。 目覚めたのは、日本とは似て非なる古代世界。 そこで天音は命を狙われながらも民を守ろうと孤独に生きる、若き東和国の王子・彷徨と出会う。 誰にも心を開かない彷徨だったが、天音の純粋な優しさに触れ、二人は瞬く間に惹かれ合う。 天音は彷徨の孤独を癒し、彷徨は天音に「孤独でも立つ一本筋の勇気」を教えた。 しかし天音の存在は古代世界にとって「異物」であり、彷徨の命を危険に晒していく。 「お前がいると、世界が滅びる」 彷徨の愛は、天音の「彼に依存したい」という願望を打ち砕き、「愛する者の幸せのために、自分は何ができるか」という究極の問いを突きつける。 命を賭した別れの瞬間、孤独な王子が託した最後の約束とは? 天音は再び孤独な青春へと戻るのか? 時を超えて結ばれた愛による、孤独な魂の救済の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2025/10/19
  • 現在の作品天の遺物は孤独な王子を抱きしめる