あらすじ
アレクサンドラ•フォン•ルドリー。
彼女はまごうことなき悪役令嬢である。
歌劇『王子とシンシア』にて、ヒロイン、シンシアをいじめにいじめ抜く。
これは実話である。
最終的にアレクサンドラは過去のいじめや悪事を暴かれ、国外追放の処分となった。
こうして聖女シンシアと王子は結ばれ、悪役令嬢アレクサンドラはいなくなりましたとさ。
めでたしめでたし。
歌劇はここで終わる。
――すべてがハッピーエンド。
そう、これが物語の中ならば。
面白いことに、最終的に二人の評価と異名は真逆になる。
聖女、シンシア・アルデフラルド・ロードリング・フォン・エルメレス=ハウグバルサは、壮年期、『血の女王』、『魔王』、『処刑女帝』と呼ばれ。
悪役令嬢、アレクサンドラ・フォン・ルドリーは、『聖母』、『識字率を上げた偉人』、『児童文学の母』と讃えられた。
この奇妙な逆転が何故起こったのか。
今一度歴史を振り返ろう。
※一部生々しい表現及び不快な表現があります。ご注意下さい。また他サイトにも投稿しています。