あらすじ
~あらすじ~
『異世界は目撃されることによって物語となる――』
秀喜、祐介、ニナの三人は冒険家である。三人は異世界での冒険を本にまとめ、それを物語の好事家であるガンプ・ボルジアーニ候へ届けることを生業としているのだ。
今回彼等の訪れた異世界は、広大な砂漠の世界。その片隅で細々と生きている人々と出会って、三人は『ヌン』という神様を探すことになった。
ヌンは神であり、砂漠の上の貿易を独占する移動城塞都市らしい。その移動城塞都市がやって来なくなってしまった為に、食料自給率の低い土地の人々が物資の無さに苦しんでいたのである。
三人は危険地帯への冒険を決意し、砂漠へと漕ぎ出した。そして次々に襲い掛かる困難の末に辿り着いたヌンでは、黒い悪魔達が都市を攻撃しており、非常事態の真っ最中だった。
悪魔の正体を探る為に、ヌンの巫女であるミクラの協力を得た三人は都市の奥深くを探索し、遂に悪魔の正体と、その目的を推察するに至った。
悪魔の黒幕はヌンであり、ヌンの目的は砂漠の大地を蘇らせることではないだろうか――と。
民諸共に己を破壊しようとするヌンを止める為に、そして、ヌンに特別な感情を抱くミクラの想いを届ける為にも三人は奮闘するが、やがて、反旗を翻したヌンの民達が銃をもって現れ、神との決別を宣言する。
そして起こってしまう悲劇と、一つの時代の終わり、大地が新たに生まれ変わってゆく奇跡を、三人は目撃することになる。