あらすじ
テレビもラジオも車もそれほどない、りんごとねぶたが有名な東北地方の話。
人よりちょっと背の高い少女、工藤金魚(かなお)。小さかった頃、サッカーの試合で自分を助けてくれた少年にもう一度会いたくてゴールキーパーをしている。
人よりちょっと髪の毛がボンバーなおばさん、鬼山朱子(きやま・あけこ)。青森市の高校サッカーの強豪校で指導している。
金魚が四年生の冬、鬼山が気まぐれで開いているゴールキーパースクールで二人は出会う。女の子がサッカー、ましてやゴールキーパーをすることに否定的だった鬼山だが、金魚がサッカーをしている理由を知ると態度を一変させる。
「サッカーを教えることはできない。けど、ゴールキーパーなら教えられる」
鬼山の真意は? 金魚はその少年に会えるのか? 小さなゴールを守る大きなキーパーの物語、キックオフ!
工藤金魚(くどう・かなお)
主人公。小学四年生→五年。青森県黒石市在住。
今時めずらしく津軽弁を話す女子小学生。
周りより身長が高く(登場時162センチ→170センチ)そのことを気にしている。
小学校に上がると同時にサッカークラブに入れられ、ゴールキーパーをまかされるが何度も失点、周りに責められたのがトラウマになっている。
現在もサッカーを続けてはいるのには、ある理由がある。
鬼山朱子(きやま・あけこ/アッコちゃん)
身長169センチにアフロヘア。アラフォー。
高校サッカーの名門、青森田村高校でコーチをつとめている。
自身が主宰するゴールキーパーのスクールに来ていた金魚があまりに消極的な姿勢のため最初はやめさせようとしたが、金魚がゴールキーパーをしている理由を知り、彼女を世界一のキーパーにすると約束する。
飛田鷹央(とびた・たかお)
青森市出身。卓越したドリブルを誇る津軽の強豪クラブ、青森ジョナのエース。
木皿芽生(きざら・めい)
八戸市出身。通称ザラメ。体は小さいが目鼻立ちのはっきりとした南部美人。機敏な動きと正確なショットを武器に強豪アイスホッケーチームでエースをつとめる。八戸の地元アイドルもしている