あらすじ

短編連作。 いつも行く図書館なのに、その日初めて見る場所があった。 それは、普段は書庫に続く扉がある場所で、図書館の一番奥。 そこだけ光が届かないように、薄暗い。 本物の木で作られた高い本棚には、隙間なく本が収められているが、ほとんどの物は色あせていて古い。まるで、ここだけ時間の流れが止まっているみたい。 高い本棚の間を進むと一番奥に、いつもの貸し出しカウンターとは全然違う、木で出来た貸し出しカウンターがあった。 辺りは薄暗いのに、そのカウンターだけは、艶々と磨かれて僅かな光を集めている。 誰もいないそのカウンターから、声が聞こえた。 「秘密を守れる者にのみ、望みの知恵を授けよう。」 この図書館に導かれた者は、一冊だけ本を借りる事が出来る。 それは、その者にとって一番必要なものが書かれた一冊。 その本に記された呪文を唱えると、切実な願いは、叶うかもしれない。

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エブリスタ
エブリスタ2023/02/19
  • 現在の作品秘密の図書館~気まぐれ魔女は、魔法を授ける~