あらすじ
地球の最期、訪れた氷河期が全球凍結をもたらした。
樹木どころか苔の一株さえ生育を許されない、
見渡す限りの不毛の雪原、『レムリア』。
生き残った人類は、僅かに残る活火山の地熱を頼って集落を作り、
あとどれほどの仲間が生き残っているかもわからぬまま、
ただ絶望の中で滅びの時を待つ事しかできないでいた。
時空は乱れ、方角も距離も、時間の流れまでもが均一性を失った。
時折ばっくりと口を開け、地表の空間を飲み込んで行く『時空嵐』。
雪原を徘徊するのは人の形をした消失の化身、『レムレース』。
だがそんな中にあっても人々はこの世に生を受け、
僅かでも幸せな未来を掴もうと藻掻くのだった。
第六回ノベリスタ応募用描き下ろし短編、今回はSFで挑戦。
2015/1/9 隣の猫