あらすじ

「懐かしいなぁ」 僕の妻は行ったことのない場所を懐かしみ、涙を流す。 行動が可笑しいわけじゃないし、妻の役割から子育てまで色々しっかりしてるのに 時々違う『何か』を覗かせる。 白樺の森のこと、雲の開けた朝焼け、妻の知らないはずの場所なのに。 そこに帰りたいのだと、時々話す。 価値観や無限に広がっている道徳観念を持つ「何か」は一体何なのだろう。 本当の意味を何も聞けない僕は、本の読み過ぎで一種の夢心地から抜け出せなくて 現実のことかどうかわからなくなっているんだと。そう思い込むしかなかった。 「僕の妻のことなんですが」 だけど、誰かにこの奇妙なことを聞いてほしくて 妻を傷つけたくなくて 僕は心療内科に相談をした。

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エブリスタ
エブリスタ2013/08/05
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