あらすじ
俺が転生したのは、1万時間以上やり込んだクソゲー『レガリア・オブ・フェイト』の世界だった。 それも、序盤で死ぬモブ貴族の三男として。
転生特典? そんなものはない。 神から与えられたチート能力など一切ない、最悪のスタートだ。
だが、俺はこの世界の「結末」を知っている。 俺の『推し』である聖女ルナリアが、誰にも信じてもらえず、孤立し、魔族に利用された挙句、魔王復活の生贄として世界を憎みながら死んでいく――そんな「バッドエンド」を。
冗談じゃない。 俺が愛した推しを、そんな目に遭わせてたまるか。
俺には神の力はない。だが、1万時間やり込んだ『ゲーム知識』がある。
隠しダンジョンの場所も、バグ技を使った最速レベルアップルートも、 原作主人公すら知らない隠しアイテムの在処も、 敵の行動パターンと弱点も、 そして、ルナリアを絶望に叩き落とす「全てのフラグ」も――俺だけが知っている。
これは、最強の「知識」だけを武器に、推しを救うためならシナリオすらねじ伏せる男の物語。
「待ってろよ、ルナリア。お前をバッドエンドになんかさせない。俺が『誰も知らない攻略法』で、お前も世界も救ってみせる」