あらすじ
花食みの王子は、学園在学中にブートニエールとなる花生みを選ばなければならない。その手助けをする剪定師に自ら立候補したアズマは、当の王子であるリカルドに、長年片思いをしていた……。
一見人当たりのよさそうな執着系花食みの王子×一途で献身的な年上美人武士系青年のガーデンバースBL。
以下、コンテスト応募用に最後までまとめたあらすじとなります。
【あらすじ】花食みの王子は学園生活中に、ブートニエールとなる花生みを選ぶ。その手伝いをする剪定師であるアズマは、当の王子であるリカルドに、幼少期から片思いをしていた。ガートゥン王国には珍しい黒髪・黒目のアズマが虐められているときに、「黒は金や銀が似合うよ」と、髪の毛を結んでくれた、その頃から彼のことを愛している。しかし、花生みではない自分は、彼の隣に立つことはできない。恋心を封じ、臣下として一生を捧げる覚悟でいたアズマが、リカルドのつがい候補に選んだのは三名だった。
全員と個別にデートをさせた結果、アズマは貴族の息子・エリオットよりも平民の少年であるテオを対の花にふさわしいと認める。彼に貴族にも通用する教養やマナーを授けるべく、講師を手配してもらおうとするが、剪定師になるときのいざこざが遠因となり、アズマの要請は却下された。武の家系に育ったアズマは、不慣れながらもテオへと教育を施す。幸い、素直で賢明な少年は必要なことを身に着けていく。
ある日、内務大臣を通じて学園に派遣されてきたのは、特別講師であった。彼は夜の街での成功者で、テオに房中術を教えに来たのだという。男同士でセックスができるということを初めて知り、衝撃を受けるアズマ。講師の特別授業は完全にセクハラで、派遣元に文句を言おうにも逃げられ、リカルドに告げ口をする気にもなれない。
また、学園内の空気も妙で、アズマは候補から漏れた花生みたちに陰口をたたかれていることを知る。その場はリカルドが収めてくれたものの、心労がたたり、具合が悪くなるアズマ。リカルド手製のブレンドティーで回復する。
体調も陰口も悪化の一途を辿る中、房中術の講師による実習を打診される。彼とセックスをしているところを、テオに見せるのだという。拒絶するアズマだが、脅迫を受け、承諾をすることに。男の店に足を運ぶと、媚薬によって意識が曖昧に。助けてくれたリカルドを、自分の願望が見せた幻だと思い、アズマは想い人とセックスをしてしまう。そして主人と肉体関係を持ってしまった咎により、剪定師を解任され、親戚の住む田舎で静養することに。
自分を陥れた貴族の少年が対の花になったのだろうと諦めていたアズマをさらに絶望させたのは、自分の身体がいつの間にか、花生みに変わっていたことであった。体調不良も、肉体が変化していたせい。療養中のアズマのもとを、リカルドが訪れ、土下座で謝罪をされる。
貴族の陰謀、セクハラ授業の見逃し、そして何よりも、自分の執着によって花生みへと変えてしまったこと。王族には、普通の人間を花生みに変える秘術が伝わっていたのだ。謝罪するリカルドを受け入れ、アズマは身も心も結ばれた、彼のブートニエールとなるのだった。